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結婚して1年経っても妊娠しません。不妊症でしょうか?
1年経過しただけで不妊症かどうか心配なさることはありません。数ヶ月間婦人体温計で基礎体温を記録し、性生活の印を入れて産婦人科を受診しましょう。以前より月経不順があったり、過多月経、月経困難症などがあれば、早めに受診されることです。また、人工妊娠中絶の既往のある方は、子宮卵管造影術や卵管通気検査を受けてみてください。この検査は卵管の通過性をみる検査です。男性の場合は、精液検査もおこなっております。
妊娠初期の超音波検査ではどのようなことがわかりますか?
超音波検査によって、子宮の中に胎児の入っている袋(これを胎嚢といいます)が妊娠5週頃には確認することができます。子宮内で胎嚢が認められれば、子宮外妊娠は否定されます。
妊娠6週に入りますと、胎嚢の中に胎児が見えてきます。よく見ると点状に心臓の動きが見えてきます。この心臓の動きが確認できれば、ひとまず流産の心配はいりませんが、まだ安心はできません。
妊娠9週になると胎児の頭と胴体の区別、そして手足も見えてきます。妊娠初期は安静にしましょう。
妊娠中のタバコはやめなければいけませんか?
妊娠中の喫煙は、低体重児や早産、そして常位胎盤早期剥離などのリスクを上昇させます。
喫煙による母体・胎児への影響は明らかといえます。喫煙と胎児奇形との関係は未だはっきりとはしていませんが、タバコの煙の中には、催奇形性物質(ベンツピレンなど)が含まれています。
まず喫煙によってどのような悪影響を胎児にもたらすかをよく理解することが重要です。おなかの中にいるのは自分の子供です。この子供を守るのはあなた、お母さん自身においてほかにはありません。生まれてくるかわいい赤ちゃんのためにタバコはやめましょう。
海外旅行(新婚旅行)は大丈夫でしょうか…?
流早産徴候や合併症がなければ、妊娠中の旅行が妊婦さんや胎児に対して悪影響を及ぼす心配はないと思います。
以前は妊娠初期に飛行機に乗ると、低酸素症のため、胎児の心奇形や神経系の異常を認める可能性があるといわれましたが、最近の飛行機中の酸素濃度などは一定になっており、低酸素状態になっていませんので、胎児に対して心配することはありません。
しかし、妊娠しているのですから決して無理をせず、おなかが張るときは横になって休むようにしましょう。
現地の医療事情も調べておいた方がよいでしょう。
海外旅行の際の予防接種については、従来種痘は強制的に行われていましたが、現在は妊娠証明書を提示すれば免除となります。
参考までにご説明しますと、飛行機利用に際し、日本では、全日空は出産予定日を含め28日から8日前までは、診断書、同意書が必要であり、出産予定日を含め7日以内の場合は診断書、同意書、医師の同伴が必要となっています。
日本航空は、出産予定日から4週間(28日)以内の場合、診断書等が必要で、7日以内は産科医の同伴が必要となっています。
米国では、アメリカン航空は分娩予定日7日以内でなければ診断書はなくてもよく、デルタ航空には制限はありませんが、妊娠8ヶ月以降の場合は、医師のチェックを受けることを勧めています。
海外旅行に行かれる前に、必ず航空会社に再確認してみてください。
引っ越しはどの時期がいいでしょうか?
引っ越しは、日常生活と違って、格段に多くの体力や気力が必要になります。ですから、なるべく妊娠の安定した時期を選びましょう。
妊娠初期は胎盤が完成していないため流産しやすいので、避けた方がよいでしょう。妊娠32週(妊娠9ヶ月)以降は早産になりやすく、また妊娠末期ではお産がいつ始まってもおかしくないので、やはり引っ越しは避けた方がよいでしょう。出産後は赤ちゃんがいますので、ますます大変になりますから、妊娠4〜8ヶ月の間がよいでしょう。
引っ越す前には妊婦健診を受けて、異常がないかどうか確認してもらってください。切迫流早産や前置胎盤、頚管無力症など何か異常が見つかった場合には、安静が必要になります。
引っ越しにより分娩施設が変わるときには、今までの施設と引っ越し先の施設の両方に早めに申し出てください。転居先の施設への紹介状を必ずお受け取りください。
抜歯をしても大丈夫でしょうか?
抜歯をする必要があるのなら、ぜひ抜歯をしてもらってください。妊娠中は虫歯になりやすく、また虫歯が悪くなりやすいので、積極的に治療をした方がよいでしょう。
産後は子育てで忙しくなり、歯医者さんになかなか通うことが大変になります。
抜歯の際に麻酔薬を使うことが心配だと思いますが、抜歯での麻酔は局所浸潤麻酔といって、その部分だけに効果がある方法ですので、赤ちゃんへの影響はほとんど心配ありません。ただし、マスクをして、ガスを吸ってぼうっとなるようにする麻酔(笑気麻酔)は避けた方がよいでしょう。
鎮痛剤や感染予防のための抗生剤は、赤ちゃんへの影響の少ないものなら大丈夫です。
早めに治療して、安心してお産に臨めるようにしましょう。
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